イタリア

イタリア第5章(ローマ1/2)

更新日:

イタリア到着4日目 ~ローマ1日目~

 

本日はフィレンツェからローマへの移動日。7時半に朝食を食べに行くと昨日とは打って変わって賑わっていた。窓側の落ち着いた席が丁度空いたのでその場所を確保し、フィレンツェの出来事を振り返りつつ、ローマでの新しい出来事への期待で胸を膨らませながら、昨日とほぼほぼ同じ朝食メニューを食べた。

8時過ぎにホテルをチェックアウトし、サンタマリアノヴェッラ聖堂をゆっくり眺めつつ、駅へ向かう。駅で多少時間があったので駅構内の子供服売り場で時間を潰す。店員さんから「何をお探しですか?」的な言葉を掛けられるも、返答するだけのイタリア語力も英語力も無く、結局「サンキューサンキュー(;^ω^)」と苦笑いで答えるしかないのが非常に切なかった。

やはり海外へ行くのであれば、他人とのコミュニケーションが取れるようになりたいし、少しでも会話ができればそれだけで楽しさが倍増するに違いない。自分のことを全く知らない、文化も言語も年齢も性別も何もかも違う人とコミュニケーションが取れたらと、ローマ行きの電車内で考えていた。

09:08 フィレンツェ発
10:40 ローマ着

ローマへ到着した。

~ローマ~

ローマは日本での下調べでは「治安が悪い」「スリが多い」と、とにかく危険な情報がたくさん出回っていたため、かなり注意をしていた。そこら辺を歩いている若者や黒人に最初はびくびくしながら歩いていた。(すぐに慣れてしまったが)

ホテルは「ATLANTICO」というローマテルミニ駅から徒歩2分くらいの好立地の4つ星ホテル。ホテルへ向かう時にイタリアで初めて雨に打たれた。時間はまだ11時とチェックインには早かったため、ホテルで荷物だけ預かってもらおうとGoogle翻訳を駆使しながら説明すると、フロントの店員から「兄ちゃん、もうチェックインできるぜ」と言われチェックイン。

 

ホテルのカードキーを受け取り、エレベーターで部屋へ。この左の写真が部屋番号「504」なのだが、エレベーターの中で数字の5がどうにも読めず、フロントへ聞きに戻ったのは内緒だ。右の写真はエレベーター。イタリアのホテルはどこもこのようなレトロなエレベーターであった。非常にゆっくり昇降する。

 

そして、すぐさまホテルを後にローマを歩き出した。ホテルを出ると雨は上がっていた。

サンタ・マリーア・マッジョーレ教会を横目で見ながら歩くこと15分。

 

第一の目的地「フォロ・ロマーノ」へ到着した。

フォロ・ロマーノとは古代ローマ時代の遺跡であり、紀元前6世紀頃から293年にかけて国家の政治・経済の中心地であったが、その後ローマ東西分裂後にフォロ・ロマーノは打ち捨てられ、土砂の下に埋もれてしまう。とにかく2000年以上も前の歴史が今ここに残っているのである。フォロ・ロマーノは共通券で€12。

イタリア第1章でも述べたが、イタリアに来たかった最大の理由は、このような建造物を目の前で見てみたい!という願望からだった。それが目の前に広がっている。

載せたい写真は山ほどあるが、どの写真を見てもやはり現地で見た時の感動は伝わらないかもしれない。気のせいかも知れないのだが、2000年以上前の建造物ということも有るせいなのか、非常にずっしりとした重い空気感を感じた。次はギリシャのパルテノン神殿をぜひ拝みたいと思う。

 

そして、フォロ・ロマーノから見えるローマ第2の目的地へ足を運んだ。

 

コロッセオである。

コロッセオとは西暦80年に完成した円形闘技場である。完成した後、100日間は奉献式ということで5,000頭の猛獣や数100人の剣闘士がこのコロッセオで命を落としたとされている。当時のコロッセオは真っ赤に染まっていたようだ。動物と動物の戦いはもちろん、罪人の公開処刑、人と人との殺し合いなど、今では考えられないことが娯楽として成立していた。

 

2000年近くそこで建ち続けているコロッセオはどこか異様なオーラを放っていた。

内部はこのようになっている。当時の規模の大きさであれば50,000人収容可能なほどの大建築物であったが、中世期に他の建築物に流用されたため建設当時ほどの大きさは無い。

フォロ・ロマーノもコロッセオも目の前に対峙してみると、圧倒される迫力に加えて、どことなく重苦しい雰囲気を感じた。目の前に広がる世界が現実からかけ離れているという、どこか現実感の無いような感覚に陥っていた。ただ、それが気持ちよくもあった。

 

コロッセオからは地下鉄を利用した。€1.5で1回改札を通過することができる。つまり途中下車しなければ€1.5でどこまでも行けるのである!次の行き先はここ。

 

バチカン市国「サンピエトロ大聖堂」

次の日は雨の予報であったことと、途中下車しなければ乗り放題ということで、当初は次の日に行く予定だった「バチカン市国」へ向かった。地図上の右下がコロッセオ駅で、まず右上のローマテルミニ駅まで向かい、そこで違う路線へ乗り換えて左上の「Ottaviano駅」で降りる。

 

Ottaviano駅を降りて南へ5分ほど歩くと、バチカン市国のサン・ピエトロ広場に到着する。バチカン市国は1505年の教皇ユリウス2世によって当時のヨーロッパの中で無類の強さで知られていたスイス傭兵を採用したが、写真左に写っている人もそうだが、現在でもバチカン市国を警備する人はスイス人と決まっている。

右がサン・ピエトロ広場(奥に写っているのがサン・ピエトロ大聖堂)なのだが、このサン・ピエトロ大聖堂は今回のイタリア旅行の中でも最も感動した建造物だったと言って過言ではない。

 

左がサン・ピエトロ大聖堂。大聖堂の上の聖ペトロなど11人の像が乗っかっている。写真で見るとそこまで大きく見えないかもしれないが一体10mくらいあり、とてつもなく巨大な建物なのだ。右は大聖堂正面からローマ方向を覗いた写真。天気が悪いのが残念だが柱一本一本の上に大きな彫刻があり、この大聖堂を作るにあたりいくら掛かるんだろうと考えた。

 

サン・ピエトロ大聖堂の中はまず、ミケランジェロの「ピエタ像」が出迎えてくれる。奥にはペルニーニ作の大天蓋(てんがい)がある。この巨大なブロンズ製の天蓋の下には聖ペトロが眠っているらしい。とにかく内部も何もかもが大きい。

 

このペルニーニ作の大天蓋の上にクーポラ(ドーム)があるのだが、136mもある。この空間自体が40階のビル以上の高さなのである!写真上部に「FS PETRVS ET SVPFR HANC PETRAM AEDIFICA…」と書いてある文字が見えるかと思うが、この文字も近くから見ると2,3mほどあり人間よりはるかに大きい。

そしてただ大きいだけではなく、どの彫刻や壁画も近くで見てもどれも精巧で美しい。ここまで美しい建築物を見たのは生まれて初めてであるし、多分世界でも類を見ないレベルだと思う。

 

外に出ると日は落ちており、何とも言えない闇に包まれたサン・ピエトロ大聖堂は幻想的であった。この日はクーポラ(右の写真の最上階のドーム)にも登りたかったが、ギリギリ時間に間に合わず諦める羽目に。

 

結局この日は「フォロ・ロマーノ」「コロッセオ」「サン・ピエトロ大聖堂」と世界の中でも有名すぎる大観光名所を見続け、圧倒され続け、昼飯も食べる暇も無いほどだった。夜は「Non ce trippa pe gatti」というフォロロマーノとホテルとの中間地点のお店でビールと前菜(チーズとオリーブのサラダ)とパスタをいただいた。

チーズが一人で食べるにはかなりのボリュームで、ビールが腹に溜まったのもあり前菜で既に腹が一杯だった。店員の兄ちゃんがお客さんいる中、横のテーブルの席でiPad片手にゲームをしていたがそういう文化なのだろう、全く気にならなかった。

 

さあ、ホテルへ到着・・・と思った矢先、変なオッサンに声を掛けられた。

※英語なので正確な会話ではないが、以下おっさんとのやり取り。
●おっさん
「私はハードロックカフェに行きたいんだが、兄ちゃんわかるかい?」
〇毘沙門
「私は詳しくないので…(ハードロックカフェ?新手の詐欺師かな?)」
●おっさん
「(スマホのGoogleMapを見ながら)これで見てもよく分からないんだ」
〇毘沙門
「どれどれ、ポチポチ(ハードロックカフェと入力しナビ画面が表示される)」
●おっさん
「オオ!ありがとう!助かった!」
「兄ちゃんどこ出身?日本!?」
「私は料理人で、昔東京で働いていたことも有るんだよ」
「私はスイス出身なのだが、日本はスイスと同じく非常に美しい!」
「どうだね!?一緒にハードロックカフェに行かないかい!?」
〇毘沙門
「いやもう疲れているんで…(;^ω^)」
●おっさん
「そうか、じゃまた明日会ったら行こう!」
〇毘沙門
「・・・。」

と、何とも言えない楽しいスイス人のおっさんに出会った。彼は無事ハードロックカフェに辿り着けたのだろうか。それだけが心配になりながらホテルへ帰り眠りについた。

 

イタリア第6章(ローマ2/2)へつづく。

 

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