イタリア第3章(フィレンツェ1/2)

イタリア第3章(フィレンツェ1/2)

イタリア到着2日目の朝(ヴェネツィア)。

この日はフィレンツェへの移動日。電車での移動になるのだが、指定席が確保されているため乗り遅れはなるべく避けたい。(イタリア語も喋られないし)
ホテルからSanta Lucia駅まで徒歩ゆっくり歩けば1時間くらい掛かるため、朝食無しでチェックアウトし朝早くからSanta Lucia駅に向かう。

 

経路はおおよそこんな道筋だった。徒歩でおおよそ2.4kmらしい。

 

これはヴェネツィアで有名な「リアルト橋」と、その橋の上からの写真。
まだ8時前ということで橋の上には人も少ないが、昼過ぎになると人でごった返すらしい。

 

ヴェネツィアのお土産屋の多くはこのような仮面が置いてある。

 

お土産やや教会を見ながら、朝のヴェネツィアの街を歩くこと40分、ようやく駅付近に到着した。まだ時間的に余裕があるため近くのCAFEで朝食がてらカプチーノを頂く。この写真にあるようなサンドイッチも少し食べたいと思いつつ、支払い方法や値段ががよく分からず結局カプチーノしか頼まなかったが、どこのカプチーノも旨い。

 

Santa Lucia駅からフィレンツェのSanta Malia Novella駅まではおよそ2時間。イタリアの駅というものは基本的に改札が無い。その代りに切符を購入すると切符に打刻する必要があり、打刻することで改札を通過したという位置付けになる。そして乗車中に車掌が打刻を確認し、打刻のない切符の場合は罰金となる。これはイタリアならではなので覚えておきましょう。
ちなみに、この列車は日本で指定席を購入したため、その場合は打刻は必要なかった。

 

そして2時間後、フィレンツェに到着した。

 

第2の街 フィレンツェ

 

まず、雲一つの無い天気に感動!イタリアの快晴は本当に青かった。

 

左がフィレンツェの主要駅「Santa Malia Novella駅」、右が駅のすぐ近くにあるサンタマリアノヴェッラ聖堂。
この聖堂は写真で見ると大したことない教会に見えるのだが、近くで見ると本当にデカい。この写真でもドアの前に座っている人が小さく映っていると思うが、それを見るとドアのデカさが伝わると思う。中央のドアだけで7,8mはあるので恐らく10階建てのビルくらいの高さはある。写真だと全然そうは見えないのが残念でならない。

 

そして、左の写真がフィレンツェの一番の見どころである「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」。見づらいが左奥にクーポラ(ドーム)と右端にジョットの鐘楼(塔)ある。これを登ってこそフィレンツェの観光と言えよう。昼飯を食べてまた来ようとということで、まずはランチを食べてホテルにチェックイン。

 

これがフィレンツェの最初の食事。「Trattoria 13 Gobbi」というお店で1時間ほどランチ。
左がチーズとルッコラの前菜に、右側はトマト系のパスタに赤ワインを追加した。食後にカプチーノを頂いて33€。味やお店の雰囲気は非常に良く、この店に限らず、イタリアの食事はどのお店もレベルが高くイタリア旅行の楽しみの一つになるだろう。

食事後にチェックインの予定だったのだが、フィレンツェのホテル「Croce Di Malta」がGoogle Mapで示された場所にはなく、1時間近くホテル周辺をうろうろとする羽目になった。

 

食事後に「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のクーポラ(ドーム)とジョットの鐘楼(塔)に登ろうかと思っていたのだが、チェックインが遅くなってしまったことと、登る人の列があまりにも長蛇の列だったということで、路線を変更し「シニョーリア広場」へ行くことに。

左がヴェッキオ宮殿。右はヴェッキオ宮殿前に君臨するダヴィデ像(レプリカ)だが、迫力が凄い。しかもデカい。

 

ヴェッキオ宮殿の中は本当に美しい。1314年に建てられたこのヴェッキオ宮殿の内部は「フランチェスコ1世の仕事部屋」、「500人広場」、「レオ10世の間」、「ゆりの間」などの部屋に分かれているが、右の写真が500人広場の壁画である。天井や側面の壁に描かれた壁画はただただ圧倒的な迫力である。2007年にイタリア文化庁は、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」がこの500人広場にあるヴィザーリの壁画の裏側に隠されていると発表したらしい。どこかは良く分からなかったが。

 

結局この日はクーポラも塔も登らないこととして夜のフィレンツェの街をブラブラすることに。

 

夕暮れから夜のフィレンツェ。暖色系の明かりがまた古き良き雰囲気を醸し出す。右は路面にクレヨンか何かでフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を描いていた。さすが芸術の街フィレンツェだけあって色々な路上パフォーマンスがあったがレベルが高すぎる。

 

ジェラートを頼んでみた。サイズは?と聞かれて良く分からず適当に大きめサイズを頼んだが大きすぎた。アイス大好きなのだがさすがに食べきれず、結局このジェラートが腹にたまり、晩御飯はビールを買ってホテルで過ごしたw
右は夜のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。美しい。

 

今日は丁度ハロウィンということで仮装行列に遭遇できた。
右側はちょっと入り組んだ路地に入ったところ。急に治安の悪そうな空気になったなあ。

 

そしてホテルへ無事帰還。

 

フィレンツェ初日はおいしい食事やヴェッキオ宮殿は楽しむことができたが、街並みをブラブラするだけと少し物足りなさを感じていた。まさに目の前にガイドブックの中の世界が広がっているのだが、その美しさをただ眺めるだけに留まったような感じ。

次の日の予定を確認しつつ、2日目は完全にフィレンツェを制覇してやろうという意気込みで、ビール片手に夜な夜な次の日の行動計画を考えるのだった。

イタリア第4章フィレンツェ(2/2)へつづく。