イタリア第2章(ヴェネツィア)

イタリア第2章(ヴェネツィア)

ドバイ乗り継ぎで5時間待ち、そして17時間という果てしない乗車時間を超えて、13:20、ヴェネツィア(マルコポーロ空港)へ到着!

 

イタリアは見事なまでの快晴であった。
日本で借りたWifiの電源を入れ、接続を確認!いざ出発!
すでにこのあたりで14時過ぎなのでのんびりしているとすぐ日が暮れる。急いで予定していた船バスを利用してでヴェネツィアへ向かう。

 

この「ALILAGUNA」というやつがマルコポーロ空港からヴェネツィアまで行ける水上バス。これ日本で調べていったのだが、15€でヴェネツィアへ行くことができる。時間だけで考えるとタクシーやらバスの方が早いのだが、やはり水の都ヴェネツィアであればこの水上バスの選択肢は間違っていなかっただろう。右の画像がチケット売り場。早速通じないイタリア語もメモを見せながらなんとかやり過ごした。

 

船の中はこんな感じ。イタリア人やらどこの国の人やら分からないが皆一様に興奮している模様だった。やはりヴェネツィアに行く人はほとんどが観光客なのだろう。

 

ヴェネツィアに到着するまで30分程度は、のんびり船の旅です。そして、、、

 

これぞヴェネツィアという風景が見えてくるにつれテンションも高くなり、カメラカメラ。人目もはばからずシャッターを押し続けてしまっていた。
見る景色がこれぞヴェネツィアという風景ばかりで、興奮しっぱなし。同じ船に乗っている観光客もみな一様に盛り上がっていました。

 

 

サンタマリアジリオという船駅で降り、我がホテル「La Fenice Et Des Artistes」という四つ星ホテルへチェックインへ。このチェックインの時もイタリア語と英語を駆使するもほとんど通じていない様子だった。しかもパスポートを預けたまま部屋に通されてしまい、パスポートを慌てて返してもらった。ちょっと危機管理能力が足りなかったなぁ。

荷物を置きヴェネツィア観光へ向かいます。何せヴェネツィアは明日の朝にはいなくなってしまうので、日が暮れるうちに回れるものは回らないといけません。

 

 

とにかく道が狭い。すれ違うだけでもぶつかりそうなほど狭い。そして至る所に水路とボートがひしめき合う街でした。車はもちろんバイクすら必要のない街は初めて見ました。

 

こうした狭い道を歩くこと5分、サンマルコ広場へ。

まさに、テレビや写真やWEBで見た世界が今この目の前にあるという感動だったり、周りは外人ばかりで自分の知らない人しかいないという開放感、そしてサンマルコ寺院や大鐘楼の大きさ・美しさや圧倒的な迫力にただただ言葉も出ず、写真を撮ることしかできない何とも言えない時間が過ぎていく感覚を感じた。あまりの興奮にカメラを落としたりもしたし、この日の感動は一生忘れられないだろう。

 

そして、アカデミア橋を渡り反対側のサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会へ。そのアカデミア橋からの写真。奥に見えるのがその教会なんだが、とにかくこういった景色一つ一つがパソコンの壁紙になるレベルの美しさ。素人の写真とは思えないほど綺麗。

 

ここがサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。ドラクエの教会のような音楽が流れており、それもまた気分を落ち着かせてくれます。スピーカーから流れているものと思って10分ほどその音楽を聞き入っていると、途中から実際にバイオリンで2人で演奏している生の音楽ということを発見。さらに感慨深くなり、心に響くその音楽を聴きながらさらにしばし佇んでいた。教会というものには生まれて初めて入ったが、本当に気持ちが落ち着く。

 

教会から出るとそこは日が落ち始め、夜のヴェネツィアの街並みが広がる。昼間ももちろん美しいが、夜は夜でまた違った景色を見せてくれた。

 

 

夜のヴェネツィアはこんな感じで、夜も関係なく人が多い。そしてブランドショップも多い。
その中で現地の若い女性が経営するバッグ屋に入り、一目惚れした皮のバッグを購入。お土産屋もなかなかオシャレなものばかりで退屈しない。

 

ディナーは適当に入ったお店でビールとパスタを。パスタはハーブ系のパスタでだったが最高においしい!
イタリアに行ったらパスタばっかり食べてやると思っていたのだが、ここまで旨いとは思ってもいなかった。しかしながらイタリア語も英語も出来ないので、レストランへ入るのがやはりしんどかった。

 

 

そして、晩御飯後にまたサンマルコ広場へ。
夜のサンマルコ広場もやはり格別に美しく結局1時間近くこの広場で「すげぇな・・・すげぇ・・・」と口ずさみながらぶらぶらしていた。

 

結局、夜の21時くらいまではフラフラと歩き回り、ホテルへ到着しシャワーを浴びる。ホテル自体は良くも悪くも昔からの建物をそのまま利用しているため日本のビジネスホテルと比べるとやはり質は落ちる。ただ雰囲気は格別だし、寝る分には何も問題はない。明日は朝の列車でフィレンツェに立つ必要があったので、あまり夜更かしもすることなく寝てしまっていた。

当初イタリア計画時はヴェネツィアという街には候補に挙がっていなかった。ただ、割とリーズナブルなイタリアツアーでは大体ヴェネツィアが入っていたということもあり、今回1日だけヴェネツィア滞在というプランにしたが、来て良かったと思う。

水の都の美しさはもちろん、寺院や大鐘楼の迫力、教会の神聖さなど、イタリア初日ということもあり何から何まで全てが新鮮で、一つ一つの出来事が心に刻まれた一日だった。麻薬撲滅という名の寄付詐欺にもあったことも良い思い出だ。

第3章 フィレンツェへつづく。